KAZUKI YASUO MUSEUM

EXHIBITIONS展覧会情報 2016

画家からの贈りものⅡ 
 2016年9月30日(金)~2017年1月16日(月)


香月の死後40年以上の間大切に保管されていた絵画作品のうち、初期から晩年までの油彩画や日常を描いたスケッチ、海外の風景を描いた作品、香月が収集したルオーなどの海外作家の作品、
香月の制作に関わる資料などを幅広くご紹介します。
どの作品も当館で初めて展示されるものです。 新しい香月泰男の世界をお愉しみください。

画家からの贈りものⅠ 
 2016年6月4日(土)~9月26日(月)


香月泰男は1911(明治44)年、現在の山口県長門市三隅に生まれた画家です。
32歳のとき戦争に召集され、旧満州ハイラルで終戦を迎えました。終戦後はソ連軍によりシベリヤに抑留されたため、帰国できたのは終戦の2年後でした。
帰国後は故郷である三隅の地で創作活動を続け、1974(昭和49)年3月に62年の生涯を終えました。
香月の作品は、彼の死後も遺族により大切に保管されていました。香月泰男美術館は、それらの作品のうち約450点の寄贈を受けて1993(平成5)年に開館しました。
そして、2015年 2月12日には、遺族より新たに300点を超える油彩画、2,000点を超える素描画や資料類が寄贈されました。
本展では、香月家に40年以上の間大切に保管されていた絵画作品のうち、
当館で初めて展示される作品のほか、香月の制作に関わる資料、香月が収集したピカソなどの海外作家の作品をご紹介します。
新しい香月泰男の世界をお愉しみください。

花といきもの 
 2016年2月5日(金)~5月30日(月)


香月家の台所には香月が描いた壁画が残されています。1958年に自宅を改築した際、モルタルで塗られた壁を気にいらなかった香月は、自ら絵筆を執りました。
3年ほどで、壁は花や昆虫、魚、外国の珍しい風景などで埋め尽くされました。
香月泰男夫人、婦美子氏によると「植物や魚介類の図鑑のつもりと、やがて生まれる孫たちを喜ばせたい」という思いから描かれたのだということです。
この展覧会では、台所壁画に何が描かれているのかを探り、同じ題材を取りあげた作品をご紹介しています。
香月と彼の大切な家族が憩う空間を彩った「花といきもの」たちをお愉しみください。